交流会・情報交換会とは
シティプロモーション自治体等連絡協議会の交流会・情報交換会は、協議会名に「連絡」という2文字が入ることから連絡に重きが置かれています。交流会・情報交換会は、通常総会(年2回ほど開催)の後に実施します。
本協議会における交流会・情報交換会の意味を考えると、「シティプロモーションを共通事項として、地方自治体や民間企業など異なる組織の間でさまざまな物事のやりとりが行われること」と捉えることができます。
本協議会は産官学が融合していく場を目指しています。これを実現するために、交流会・情報交換会は現実世界のface to faceに加え、web空間における交流会・情報交換会もあります(具体的にはメーリングリストによる意見交換です)。これらの交流会・情報交換会をとおして、参加者の問題や課題を共有化し解決に向けた取組みを共に考えたり、シティプロモーションを進化・深化させる次の一手を検討し共同で行動に起こしたりするなど、多方面に広がっていくこととなります。
一般的に交流会・情報交換会に参加するとき、何かしらの結果を求めることがあります。しかし、実は結果は得られません。特に本協議会における交流会・情報交換会は「機会」の提供です。その機会を生かすも殺すも参加者にかかっていますし、その機会を機会として認識し、機会を掴みとれなくては、シティプロモーションを成功の軌道に乗せることは難しいのではないでしょうか。その意味で、交流会・情報交換会を機会として捉えて、ぜひとも積極的に活用していただければ幸いです。
設立準備会における交流会・情報交換会について
平成25年3月21日(木)に、設立準備会を実施しました(22団体34名の参加)。設立準備会において分科会(交流会)を設け、4グループに分かれ「シティプロモーションの取り組み状況」や「シティプロモーションにおける主な課題」などについて意見交換を行いました。
シティプロモーションの取り組み状況では、「花火を中核にプロモーションを実施」「女性をターゲットとしたガイドブックを作成」「自然や食をテーマにしたプロモーションを実施したい」「首都圏向けにプロモーションを実施」など、様々な意見交換がありました。
一方でシティプロモーションにおける主な課題では、「地域資源がない」「知名度が低い」「施策がバラバラ(単発に終わっている)」「効果的なアプローチ方法が見いだせない」などのコメントがあがりました。
設立準備会では時間が限られていたため、取り組み状況(現状認識)や課題の抽出のみで終わり、解決策を検討できませんでした。そこで次回は解決策も参加者全員で考えていきます(本協議会のメルマガにおいて解決策のヒントも発信していきます)。分科会のあと、場所を移して有志による情報交換会も実施しました。ぜひとも、情報交換会にも参加していただけると幸いです。
設立総会における交流会・情報交換会について
平成25年8月9日(金)に、設立総会を実施しました(34団体58名の参加)。設立総会では、まずは話題提供として一般財団法人地域開発研究所・牧瀬稔主任研究員から「シティプロモーション自治体等連絡協議会の目的、事業展開について」というテーマで話がありました。
次に、基調講演として学校法人産業能率大学総合研究所の徳源秀・兼任講師から「ハピネスあるところに人は集まる」という題目で講演がありました。
その後、参加者を4グループに分かれて、以下の3点を中心に意見交換を行いました。それは「シティプロモーションの現状と課題」「シティプロモーションの活動内容」「シティプロモーション自治体等連絡協議会に対する期待、要望等」になります。
参加者同士の意見交換は、多岐にわたり、次のような見解や感想が得られました。一部を抜粋します。
- シティプロモーションの方針が定まっていない自治体がある一方でそれを定めてしまったことにより動きづらくなってしまった。
- シティプロモーションの担当部署がなかったり、温度差があったり、企画部門として負担が増えている。
- 最終的な目的のイメージが持てていない。
- ターゲットや売り込むものがまだまとまっていない。
- 課題としては組織作り、知識不足、職員全体の意識不足が挙げられる。
- 周辺の市町が上手くシティプロモーションを進めており、その効果を見て勉強しようと思った。
設立総会の様子は、『月刊ガバナンス9月号』(ぎょうせい)、『月刊広報9月号』(日本広報協会)に掲載されています。ぜひ、ご覧ください。次回は11月1日に講習会を開催予定です。ぜひとも、ご参加ください。