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メールマガジン第19号 配信
2014/03/07

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◆シティプロモーション自治体等連絡協議会メールマガジン 第19号
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◎コンテンツ
  ●[コラム] シティプロモーションは観光プロモーションではない
  ●協議会からの案内:次年度の本協議会の取り組み方針(1)
  ●協議会参加団体の紹介:吉川市のシティプロモーション

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●[コラム] シティプロモーションは観光プロモーションではない
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 シティプロモーションを端的に言うと「都市・地域の売り込み」になります。そして、(1)認知度を高める(自治体の知名度向上)、(2)情報交流人口の拡大、(3)交流人口の増加、(4)定住人口の獲得、(5)既存住民が愛着心を持ち移出のストップ、の5点を具体的な取組みとして進めていきます。すなわち、自治体の総合力が試されます。すべての部・課・係が一致団結して、共通の目標の実現に向かって進んでいく取組みです。

 既に多くの自治体がシティプロモーションに取組んでいます。その内容を観察すると、観光プロモーションに過ぎないことが往々にしてあります。この場合は、観光課だけの取組みであり、全庁的ではありません。観光課だけの取組みであるため、観光課は観光客の増減に一喜一憂します。長も副市町村長も「観光客が増加した!」や「観光客が減少した!」と反応します。しかし、観光課「だけ」の取組みであるため、発展性がありません。これは従来の観光振興であり、シティプロモーションではありません。

 シティプロモーションは、自治体の総合力が試されるのです。ここで言う自治体は「地域」と換言してもよいと思います。自治体職員だけではなく、地域住民や事業者、各種団体を含め、様々な力を結集して取り組むことになります。まさに、地域力が試されているのです。いま、混とんとしている時代だからこそ、自治体に総合力が求められるようになってきた、そして、その一つの活動がシティプロモーションと捉えることも可能と思います。

 シティプロモーションに取組む自治体は、部・課・係の垣根をなくし、共通の目標を見出し、その実現に向かって一歩一歩と前進していく活動です。このような視点が根本にあれば、一時期の観光客の増減に一喜一憂することはなくなります。ただ、実際は、多くの自治体がシティプロモーションを観光プロモーションと捉えているきらいがあります。それは、残念な自治体です。なお、観光振興を否定しているわけではありません。上記しましたが、交流人口の増加は、シティプロモーションの中でも重要な一つの柱です。(牧瀬稔)

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●協議会からの案内:次年度の本協議会の取り組み方針(1)
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 今回から、次年度に取り組む5事業を紹介していきます(本協議会の規約第3条に、5事業の実施を明記しています)。なお、先日、開催された総会において、5事業は承認を得ています。

 第1に「シティプロモーションに関する情報の収集・提供」になります。会員に役立つ情報を収集し、適宜、提供していきます。具体的には、国等のシティプロモーションに関する補助金や助成金の情報です。また、会員が補助金や助成金に応募される場合は、協議会の全面的なバックアップを行います。もちろん、会員が望むならばです。

 また、定期的にホームページ(http://www.citypromotion.jp/)も更新していきす。次年度からは、会員の自治体紹介や、現在、取り組む(あるいは取り組もうとしている)シティプロモーション活動も紹介していきます。シティプロモーションの推進のためには、まずは認知度の上昇が必要です。認知度の上昇のためには、様々な媒体をとおして積極的に発信していかなくてはいけません。その一つの手段として、本協議会のホームページも活用していただきます。

 そして、メルマガの発信になります。月に1~2回程度の配信を想定しています。なお、不定期の配信になります。ここでは、本協議会のシティプロモーション調査研究部会長の牧瀬稔氏によるコラムに加え、本協議会の取組み概要や会員の紹介の記事を掲載していきます。そのほか「シティプロモーションに関する情報の収集・提供」を進めていきます。次回は、規約で規定している取組みの第2の「シティプロモーションに関する交流」を簡単に紹介します。

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●協議会参加団体の紹介:吉川市のシティプロモーション
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 吉川市近郊は『越谷レイクタウン』や『新三郷ららシティ』、『流山おおたかの森』など大規模商業施設やニュータウンの開発ラッシュで賑わっています。そのような周辺状況に囲まれた中、吉川市には新たな鉄道駅【吉川美南駅】が平成24年に誕生しました!吉川市はその吉川美南駅を中心に、駅周辺を大規模に開発しており、待機児童0の実現や送迎保育など子育て世代が住みたくなる魅力的な街づくりを進めています。

 吉川市は、「都心に近い地域性」と「駅前開発」が影響して、全国的に人口減少が叫ばれる中で、定住人口は増加傾向にあり、人口増加率は全国の市区の中で17位となっています。(平成24年度実績)これからも、まだまだ人口は増加する見込みを立てていますが、大規模ニュータウン激戦区の争いは過熱する一方・・・吉川市もこの”負けられない戦い”の中で注目を集めなくてはなりません!!

 担当としては、「更なる定住促進を!交流促進も!」と考えを膨らませていますが…現在の吉川市のシティプロモーションの取り組みは、はっきり言って手付かずの状態であり、計画や組織体制が無く、目的や方向性は定まっていません・・・。『まずは何から?』と考えたときに『住む人・働く人たちが吉川を好きでなければならない!そのために、街のことを、もっとよく知ることから始めよう!』と思っています。

 今年度は関連部署との話し合いを行う中で、シティプロモーションの進め方に関するヒントを手探りで探している状況であり、地域に根付いている食などの魅力は、意外にも身近に埋もれているのでは?と感じ始めたところです。今後としては、まずは地域資源の洗い出しや現状の分析から始め、いずれは計画を策定し、目標に向けた取り組みに繋げていきたいと考えています。

【 編 集 後 記 】

2014年度の活動に賛同し正会員の手続きを進めている自治体や民間企業は既に15団体を数え、現在検討中の団体も含めたオブザーバー会員は20数団体となっております。同じ志を持った自治体同士が切磋琢磨をしながら活動していきますのでどうぞよろしくお願いします。(M)

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◆編集・発行

シティプロモーション自治体等連絡協議会 事務局

http://www.citypromotion.jp/

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