メールマガジン第7号 配信
2013/09/25
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◆シティプロモーション自治体等連絡協議会メールマガジン 第7号
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◎コンテンツ
●[コラム]地道なシティプロモーション
●協議会からの案内:シティプロモーションに関する調査・研究について
●協議会参加団体の紹介:戸田市のシティプロモーションの取組み
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●[コラム]地道なシティプロモーション
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シティプロモーションに取組むことにより、①認知度の上昇、②定住人口の増加、③交流人口の増加、④情報交流人口の増加、⑤既存住民の愛着度の向上、を促すことが重要ということを、前回と前々回で言及しました。その意味では、シティプロモーションは「手段」になります。そして、まずは「認知度の上昇」が大切ということも指摘しました。自分たちの地域を「気づいて」もらわないことには、何もはじまりません。
繰り返しますが、注意しなくてはいけないのは、シティプロモーションは一手段であることです。あくまでも「一つ」の手段ということです。例えば、「定住人口の増加」を実現したい場合、その手段は多々あるということです。シティプロモーション「だけ」で、定住人口が増加するわけではありません。シティプロモーションの活動は、単なる「一手段」です。
ところが、自治体の中には、シティプロモーションが絶対的な手段として捉えている場合が、たまにあります。シティプロモーションに期待することは、とてもいいことですが、過度の期待は禁物です。冷静にシティプロモーションを実施していくことが肝要です。最近は、シティプロモーション病からの熱に惑わされている自治体が少なくないような気がします。
ある自治体は、シティプロモーションに積極的に取り組んでいます。そして最近では、先進的な自治体と称されています。確かに、その自治体名は、少しずつマスメディアで目にする機会が増えてきました。しかし、敢えて、苦言を指摘すると、冷静にその活動を捉えることが大切と思います。確かに、認知度は上昇していますが、定住人口、交流人口は減少しています。財政も悪化しています。このような状況でシティプロモーションが成功したと言えるのでしょうか。
その自治体が先進事例と称されていますので、シティプロモーションに後発のいくつかの自治体が、その先進事例をベンチマーク(見本)として、シティプロモーションを取組んでいます。確かに認知度は上昇しているようですが、具体的な数字は改善していません(むしろ悪化しています)。何ごともそうですが、冷静に捉えることが大切です。一時の躍進ではなく、地道なシティプロモーションが重要です(牧瀬稔)
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●協議会からの案内:シティプロモーションに関する調査・研究について
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規約第3条は、本協議会が実施する事業について明記されています。その第5号が「シティプロモーションに関する調査・研究」となっています。シティプロモーションは多義的な概念であり、「抽象」さがあります。もちろん、抽象的であるからこそ、ダイナミズムを内包するという意見もあると思います。ただ、現状は、あまりにも漠然としています。
そこで、本協議会は、シティプロモーションに関する調査・研究を実施するため、専門の調査研究部会を立ち上げました。部会は第26条に規定があります。そこには「協議会に、第3条に定める事業を遂行するため、理事会の議を経て、部会を置くことができる」とあります。
まずは現状調査の段階です。部会は、いまwebから自治体が取り組んでいるシティプロモーション(シティセールスを含む)を一つずつ把握しています。その中から、シティプロモーションの概念を明確にしたいと考えています。が、先述したように、かなり多義的です。「これって、本当に、シティプロモーションなのか?」というケースも少なくありません。どんな活動も「言ってしまえばシテ
ィプロモーション」という感じがしないわけでもありません。
現状を調査中で、(当たり前ですが)シティプロモーションを実施している自治体のすべてが定住人口や交流人口を増やしているわけではありません。一方で、着実に定住人口や交流人口を増加させている自治体もあります。この「増加させている自治体」の共通点を見つけ出すことが、調査研究部会の役割でもあります。
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●協議会参加団体の紹介:戸田市のシティプロモーションの取組み
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戸田市では、平成20年度に自治体シンクタンク「戸田市政策研究所」を設置しました。様々な行政課題について調査研究を実施し、市長へ提言をしています。シティプロモーションについても、戸田市の重要な課題の一つとして取り上げられ、設置初年度の平成20年度に、「戸田市におけるシティセールスについて」をテーマに研究を実施しました。
調査研究はシティプロモーションに関する現状と課題の把握から始まり、戸田市の地域資源や、目指すべき都市像の検討などについても調査を進め、その後平成23年6月に「戸田市シティセールス戦略」を策定し、主に庁内内部の取り組みについて行政計画にまとめました。戦略は、下記のURLをご覧ください。
http://www.city.toda.saitama.jp/DAT/LIB/WEB/1/cityse-rususennryaku.pdf
現在は、行政だけではなく市民や関連団体等も巻き込んだシティプロモーションのあり方について、「戸田市におけるシティセールス、今後の方向性について」をテーマに、新たに調査研究を進めています。平成25年度が研究の最終年度であり、戸田市の何を、誰に、どのように売り込み、住民を獲得していくのか、今後の方向性について示唆できるよう研究に取り組んでいます。
また現状、戸田市にはシティプロモーションを統括する担当部署がなく「戸田市シティセールス戦略」に基づいて各課がそれぞれ取り組んでいる状況です。今後は、庁内において(最終的には、市民も含めた市全体で)統一的にプロモーション活動を実施していく仕組みが必要であると考えています。
【編集後記】
「暑さ寒さも彼岸まで」のたとえどおりめっきり秋めいてまいりました。何をするにもよい季節ですので、各地で地域イベントの開催予定が目白押しとなっております。関係者が知恵を絞ったユニークで楽しい内容を、より多くの皆様にお知らせして、一人でも多く来場者を増やしたい、というのは自然な願いです。協議会では、会員である民間団体のチャネルを通して会員自治体のイベントの情報発信をおこなっております。関心がございましたらぜひ事務局までお問い合わせ下さい。(C)
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◆編集・発行
シティプロモーション自治体等連絡協議会事務局
〒163-1066
東京都新宿区西新宿 3-7-1 新宿パークタワー 27階
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大塚・大堀・佐藤
TEL 03-5909-8119 FAX 03-5909-8241
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